ランクル盗、静岡県中東部相次ぐ 11台被害、鍵の電波悪用か(静岡新聞)

静岡県中東部で6月以降、トヨタの人気四輪駆動車「ランドクルーザー」の盗難被害が相次いでいる。今月4日現在の被害は計11台。いずれの車両もエンジンキーを抜き、ドアロックをしてあった。県警は自動車のスマートキーの電波を悪用する「リレーアタック」と呼ばれる手口による犯行とみて警戒を強めている。
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県警生活安全企画課によると、盗難があったのは集合住宅などの駐車場。被害車両は施錠されていた上、周囲には無理やり盗んだような痕跡などもなかったという。5月に今年初めての被害があり、6月には7件、7月もすでに3件の被害が出ている。
スマートキーは、鍵から出る微弱電波を車が受信し、ワンタッチでドアロックを解除してエンジンを始動する仕組みになっている。リレーアタックは、住宅などに置いてある鍵の微弱電波を増幅、中継させて車を動かし、乗り去る手口で、ここ数年、全国各地で被害が出ている。
ランドクルーザーは国内外で人気がある。今年県内で起きた自動車盗(88件)の被害車種別ではプリウス(12台)の次に多く、海外に転売された可能性もあるという。県警はスマートキーの電波遮断装置の活用など被害防止を呼び掛けている。(静岡新聞)
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