- 自動車盗難の現状
- 自動車盗難手口と対策
自動車盗難の現状について
自動車盗難は、全国で発生している身近な犯罪です。
自動車盗難は、毎年数千件規模で発生しています。
近年は、特定の車種を狙った盗難や、電子的な手口を使った盗難が確認されており、被害の内容もより巧妙化しています。
特に注意したいのは、現在の自動車盗難が、単に「車を盗んで乗り捨てる」といったものにとどまらない点です。盗まれた車両は、一時的に保管された後、解体、部品販売、海外への不正輸出、不正登録など、さまざまな形で流通することがあります。
また、犯罪グループが組織的・広域的に関与するケースもあり、盗難車や盗まれた部品が別の犯罪に利用されたり、犯罪組織の資金源になったりする可能性もあります。
つまり、自動車盗難は、車両を失うだけの被害ではなく、組織的な犯罪や二次犯罪にもつながり得る深刻な社会問題となっています。
特定の地域に被害が集中する傾向があります
自動車盗難は全国で発生していますが、被害が多い地域には一定の偏りがあります。
特に、愛知県、埼玉県、神奈川県、茨城県、千葉県などでは、全国的に見ても自動車盗難の認知件数が多く、注意が必要な地域とされています。これらの地域は、住宅地や商業地が多いことに加え、幹線道路や高速道路へのアクセスが良く、盗難車両を短時間で移動させやすい環境があると考えられます。
また、北関東や東海エリアの一部、首都圏近郊などでも、車種や駐車環境によっては被害に遭うリスクがあります。盗難は都市部だけでなく、郊外の住宅地や月極駐車場、自宅敷地内でも発生しています。
「人通りが少ない場所」「夜間に目が届きにくい場所」「防犯カメラや照明が少ない駐車場」などは、盗難グループにとって狙いやすい環境になりやすいため、地域の発生状況だけでなく、車の保管場所にも注意が必要です。
鍵をかけていても被害に遭うケースがあります
近年の自動車盗難では、キーを車内に置いたままにしていたケースだけでなく、キーが手元にある状態でも被害に遭うケースが確認されています。
スマートキーの電波を悪用するリレーアタック、車両内部の通信システムに不正アクセスするCANインベーダー、キーエミュレーターなどの手口では、車の鍵を物理的に盗まれていなくても、車両を解錠・始動される可能性があります。
そのため、「鍵をかけているから大丈夫」「スマートキーを持っているから安心」とは言い切れません。現在の自動車盗難では、施錠そのものに加えて、スマートキーの保管方法、車両側の追加セキュリティ、駐車環境の見直しなどを組み合わせることが重要です。
自宅や駐車場での被害にも注意が必要です
自動車盗難は、外出先や人目の少ない場所だけで発生するものではありません。近年は、自宅敷地内や月極駐車場、マンション駐車場など、普段から車を停めている場所で被害に遭うケースも目立っています。
特に自宅駐車場は、車の保管場所や生活パターンを把握されやすく、夜間に人目が少ない場合は盗難グループに狙われる可能性があります。また、駐車場に照明や防犯カメラがない場合、犯行に気付くまで時間がかかることもあります。
自宅だから安全と考えるのではなく、センサーライト、防犯カメラ、ハンドルロック、タイヤロック、車止めポールなど、盗みにくい環境をつくることが大切です。
盗難車は「ヤード」などに運ばれ、不正に解体されることがあります
盗まれた車両の一部は、「ヤード」と呼ばれる作業場や保管場所などに運ばれ、不正に解体されることがあります。
ヤードとは、自動車の保管、解体、部品の取り外し、積み込みなどが行われる施設を指します。本来、すべてのヤードが違法というわけではありませんが、なかには盗難車の解体や不正輸出に悪用されるケースがあります。
盗難車は、車両のまま流通させると発見されるリスクが高くなります。そのため、エンジン、ライト、ホイール、内装部品、カーナビなどに分解され、中古部品として国内外に流通することがあります。
一度解体されてしまうと、車両としての特定が難しくなり、被害車両を元の状態で取り戻すことは非常に困難になります。
海外への不正輸出や不正登録に使われるケースもあります
盗まれた車両や部品は、国内だけでなく海外へ不正に輸出されることがあります。
日本車は耐久性や信頼性が高く、海外でも人気があるため、盗難車やその部品が高値で取引される場合があります。特に、SUV、ミニバン、商用車、ハイブリッド車などは、車両本体だけでなく部品としても需要があるため、盗難グループに狙われやすい傾向があります。
また、盗難車を解体したうえで、別の車両と組み合わせ、正規の車両であるかのように不正登録されるケースもあります。こうした手口では、車両の外見や登録情報を変えることで、盗難車であることを分かりにくくして販売・流通させることがあります。
このように、自動車盗難は国内の窃盗被害だけでなく、海外流通や不正登録を含む組織的な犯罪と結びついている場合があります。
ナンバープレートや部品の盗難にも注意が必要です
自動車盗難で狙われるのは、車両本体だけではありません。ナンバープレート、タイヤ、ホイール、バッテリー、カーナビなどの部品が盗まれるケースもあります。
特にナンバープレートは、別の車両に取り付けられ、捜査を逃れる目的で悪用されることがあります。盗まれたナンバープレートが別の犯罪に使われる可能性もあるため、車両本体と同じく注意が必要です。
ナンバープレートの盗難対策としては、盗難防止ネジの使用が有効です。また、タイヤやホイールなどの部品盗難を防ぐためには、駐車場所の明るさ、防犯カメラの有無、車両の周囲に不審な痕跡がないかなど、日頃から確認しておくことが大切です。
まとめ
自動車盗難は、現在も全国で発生しており、特定の地域や車種に被害が集中しやすい傾向があります。また、盗難グループによる組織的・広域的な犯行や、電子的な手口を使った盗難も確認されています。
さらに、キーが手元にある状態でも被害に遭うケースや、自宅駐車場での被害、ナンバープレートや部品の盗難など、盗難の形も多様化しています。
大切な愛車を守るためには、「盗まれてから対応する」のではなく、盗まれる前に対策を行うことが重要です。車種や駐車環境、地域の盗難傾向を把握し、車外セキュリティの設置、複数の防犯対策を組み合わせることで、盗難リスクを下げることにつながります。
自動車盗難に関するデータ
自動車盗難被害の年別推移
自動車盗難の認知件数は、長期的にはピーク時より大きく減少しているものの、令和4年以降は増加傾向が見られます。
令和7年には6,386件の自動車盗が認知されており、現在も全国で継続的に発生している犯罪です。車種や地域、駐車環境によっては被害リスクが高まるため、日頃から複数の防犯対策を組み合わせることが重要です。

出典:警察庁「自動車盗難等の発生状況等について」令和8年2月公表資料をもとに作成
自動車盗難被害の年別推移
自動車盗難の認知件数は、長期的にはピーク時より大きく減少しているものの、令和4年以降は増加傾向が見られます。令和7年には6,386件の自動車盗が認知されており、現在も全国で継続的に発生しています。

車両本体盗難・車種別推移
車両本体盗難の支払件数を見ると、ランドクルーザーが2023年から2025年にかけて大きく増加しており、2025年には825件と全体の30.0%を占めています。アルファードやプリウスも引き続き上位に入っており、高級SUV、高級ミニバン、ハイブリッド車など、国内外で需要の高い車種が狙われやすい傾向が見られます。
| 車種 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| ランドクルーザー | 383件 | 688件 | 825件 |
| アルファード | 364件 | 289件 | 240件 |
| プリウス | 307件 | 235件 | 204件 |
| クラウン | 53件 | 62件 | 136件 |
| レクサス RX | 42件 | 89件 | 113件 |
| レクサス LX | 120件 | 109件 | 109件 |
| ハイエース | 60件 | 43件 | 58件 |
| ヴェルファイア | 43件 | 38件 | 37件 |
2025年 車両本体盗難ランキング
車両本体盗難の支払件数を見ると、ランドクルーザーが2023年から2025年にかけて大きく増加しており、2025年には825件と全体の30.0%を占めています。アルファードやプリウスも引き続き上位に入っており、高級SUV、高級ミニバン、ハイブリッド車など、国内外で需要の高い車種が狙われやすい傾向が見られます。
| 順位 | 車種 | 支払件数 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ランドクルーザー | 825件 | 30.0% |
| 2位 | アルファード | 240件 | 8.7% |
| 3位 | プリウス | 204件 | 7.4% |
| 4位 | クラウン | 136件 | 5.0% |
| 5位 | レクサス RX | 113件 | 4.1% |
| 6位 | レクサス LX | 109件 | 4.0% |
| 7位 | ハイエース | 58件 | 2.1% |
| 8位 | レクサス LS | 53件 | 1.9% |
| 9位 | ハリアー | 43件 | 1.6% |
| 10位 | ヴェルファイア | 37件 | 1.3% |
出典:一般社団法人 日本損害保険協会「第27回 自動車盗難事故実態調査結果」をもとに作成
注:本データは、損害保険会社等が保険金を支払った車両本体盗難事故の件数です。警察の認知件数とは集計対象が異なります。ランドクルーザーには、ランドクルーザープラドを含みます。
都道府県別自動車盗難認知件数
※令和7年の自動車盗認知件数が多い上位10都府県。
令和7年の自動車盗認知件数は、愛知県が1,051件で最も多く、次いで埼玉県、神奈川県、茨城県、千葉県の順となっています。上位5県だけで全国の55.4%を占めており、特定の地域に被害が集中している傾向が見られます。

都道府県別 自動車盗認知件数
| 順位 | 都道府県 | 令和7年 | 令和6年 | 増減 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 1,051件 | 866件 | +185件 |
| 2 | 埼玉県 | 756件 | 781件 | -25件 |
| 3 | 神奈川県 | 649件 | 536件 | +113件 |
| 4 | 茨城県 | 540件 | 567件 | -27件 |
| 5 | 千葉県 | 539件 | 706件 | -167件 |
| 6 | 大阪府 | 526件 | 417件 | +109件 |
| 7 | 群馬県 | 323件 | 274件 | +49件 |
| 8 | 栃木県 | 291件 | 318件 | -27件 |
| 9 | 静岡県 | 221件 | 79件 | +142件 |
| 10 | 岐阜県 | 173件 | 127件 | +46件 |
| 11 | 東京都 | 164件 | 223件 | -59件 |
| 12 | 兵庫県 | 118件 | 150件 | -32件 |
| 13 | 長野県 | 93件 | 58件 | +35件 |
| 14 | 三重県 | 91件 | 76件 | +15件 |
| 15 | 北海道 | 78件 | 93件 | -15件 |
| 16 | 京都府 | 61件 | 50件 | +11件 |
| 17 | 滋賀県 | 60件 | 56件 | +4件 |
| 17 | 沖縄県 | 60件 | 58件 | +2件 |
| 19 | 福岡県 | 59件 | 63件 | -4件 |
| 20 | 岡山県 | 57件 | 51件 | +6件 |
| 21 | 福島県 | 56件 | 104件 | -48件 |
| 22 | 鹿児島県 | 46件 | 37件 | +9件 |
| 23 | 宮城県 | 36件 | 32件 | +4件 |
| 24 | 石川県 | 30件 | 11件 | +19件 |
| 25 | 新潟県 | 27件 | 34件 | -7件 |
| 26 | 奈良県 | 25件 | 36件 | -11件 |
| 27 | 山梨県 | 24件 | 48件 | -24件 |
| 27 | 富山県 | 24件 | 16件 | +8件 |
| 29 | 広島県 | 22件 | 18件 | +4件 |
| 30 | 香川県 | 21件 | 7件 | +14件 |
| 31 | 青森県 | 19件 | 17件 | +2件 |
| 31 | 愛媛県 | 19件 | 18件 | +1件 |
出典:警察庁「自動車盗難等の発生状況等について」令和8年2月公表資料をもとに作成
注:本データは、警察が認知した自動車盗の件数です。保険金支払件数や実際の被害発生件数とは集計対象が異なる場合があります。
自動車盗難手口
近年確認されている自動車盗難の主な手口
自動車盗難の手口は、より巧妙化しています
近年の自動車盗難は、従来のように窓ガラスを割る、鍵穴を壊すといった物理的な手口だけではなく、スマートキーや車両内部の電子システムを悪用した手口が増えています。
現在の自動車は、スマートキーによる施錠・解錠、プッシュスタート、各部品を制御するコンピューターなど、多くの機能が電子化されています。便利で快適になった一方で、盗難グループはその仕組みを逆手に取り、特殊な機器を使って車両に不正アクセスするケースが確認されています。
特に注意が必要なのが、スマートキーの電波を悪用する「リレーアタック」、車両内部の通信システムに侵入する「CANインベーダー」、スマートキーの認証情報を不正に取得する「コードグラバー」、そしてキーエミュレーターを使う通称「ゲームボーイ」と呼ばれる手口です。
これらの手口は、車両に目立った破壊跡が残りにくい場合もあり、オーナーが気付かないうちに短時間で被害に遭うことがあります。スマートキー搭載車や純正セキュリティ付きの車であっても、「鍵をかけているから安心」とは言い切れない状況になっています。
大切な愛車を守るためには、現在どのような盗難手口があるのかを知り、車両や保管環境に合わせた防犯対策を考えることが重要です。
主な自動車盗難の手口
・リレーアタック
リレーアタックは、スマートキーから発せられる微弱な電波を悪用する盗難手口です。
スマートキー搭載車は、キーが車の近くにあると車両が認識することで、ドアの解錠やエンジン始動ができる仕組みになっています。リレーアタックでは、このスマートキーの電波を特殊な機器で中継・増幅し、実際にはキーが車の近くにないにもかかわらず、車両に「キーが近くにある」と誤認させます。
例えば、スマートキーを玄関付近や室内に置いている場合でも、外部から電波を拾われることで、車両の解錠や始動につながるおそれがあります。また、買い物中や外出先など、キーを持ち歩いている場面でも狙われる可能性があります。
この手口の特徴は、鍵を盗まれていないにもかかわらず、車両側が正規のキーによる操作と判断してしまう点です。そのため、スマートキーの保管場所や電波遮断対策が重要になります。
・CANインベーダー
CANインベーダーは、車両内部の通信システムに不正アクセスして、ドアの解錠やエンジン始動を行う盗難手口です。
現在の自動車には、エンジン、ブレーキ、ドアロック、ライト、センサー類などを制御する複数のコンピューターが搭載されています。これらのコンピューター同士が情報をやり取りするための車内ネットワークのひとつが「CAN」と呼ばれる通信システムです。
CANインベーダーでは、盗難グループが特殊な機器を使い、この車両側の通信システムに不正な信号を送ります。その結果、車両が正規の操作を受けたかのように反応し、ドアロックの解除やエンジン始動が行われてしまう場合があります。
リレーアタックと大きく異なるのは、スマートキーの電波を必要としない点です。キーが離れた場所にあっても、車両側のシステムに直接介入されることで被害が発生する可能性があります。
また、窓ガラスを割る、ドアをこじ開けるといった目立つ破壊を伴わずに犯行が行われるケースもあり、近年特に警戒されている手口のひとつです。
・コードグラバー
コードグラバーは、スマートキーの電波や認証情報を不正に取得し、車両を解錠・始動させようとする盗難手口です。
スマートキーは、車両とキーの間で電子的な認証を行い、正しいキーであると確認できた場合にドアロックの解除やエンジン始動ができる仕組みになっています。コードグラバーは、この認証に関わる情報を特殊な機器で読み取ったり、再現したりすることで、スペアキーのように車両を操作しようとするものです。
リレーアタックが「電波を中継して、キーが近くにあるように見せかける手口」であるのに対し、コードグラバーは「キーの認証情報そのものを不正に利用しようとする手口」といえます。
一度認証情報を悪用されると、車両側は正規のキーによる操作と判断してしまう可能性があるため、純正のスマートキーシステムだけでは十分に防ぎきれない場合があります。スマートキーの利便性を狙った、電子的な盗難手口として注意が必要です。
・通称「ゲームボーイ」と呼ばれるキーエミュレーター
「ゲームボーイ」と呼ばれる手口は、キーエミュレーターと呼ばれる特殊な機器を悪用した自動車盗難の通称です。見た目が携帯ゲーム機に似ていることから、このような名称で呼ばれることがあります。
この手口では、スマートキーそのものを盗むのではなく、車両の情報や認証の仕組みを悪用し、あたかも正規のキーが存在するかのように車両へ認識させます。つまり、車両側に「正しいキーで操作されている」と判断させることで、ドアの解錠やエンジン始動につなげる非常に巧妙な方法です。
リレーアタックのように、キーの電波を単純に中継する手口とは異なり、より高度な電子的手法とされます。そのため、スマートキーを電波遮断ケースに入れているだけでは十分な対策にならない場合があります。
このような最新の盗難手口に対しては、純正のセキュリティだけに頼るのではなく、車両の始動を制御する追加セキュリティや、物理的な盗難防止対策を組み合わせることが重要です。
まとめ
自動車盗難の手口は、年々巧妙化しています。現在は、スマートキーの電波を利用する手口だけでなく、車両内部のコンピューターや通信システムを狙う手口も確認されています。
「短時間だから大丈夫」「自宅の駐車場だから安心」「純正セキュリティがあるから問題ない」と考えている場合でも、盗難グループに狙われる可能性はあります。
大切な車を守るためには、まず最新の盗難手口を知ること。そして、車種や保管場所、使用状況に合わせて、複数の防犯対策を組み合わせることが大切です。
盗まれやすい車の特徴
盗まれやすい車には共通する傾向があります
自動車盗難は、すべての車に同じように起こるわけではありません。盗難グループに狙われやすい車には、いくつかの共通した特徴があります。
特に、海外で人気の高い車種、市場価値の高い高級車・新型車、部品としての需要が高い車、防犯対策が純正機能だけに限られている車は注意が必要です。
なお、ここでいう「盗まれやすい車」とは、車両の性能や品質に問題があるという意味ではありません。国内外での需要や市場価値の高さ、部品としての流通価値などから、盗難グループに狙われやすい傾向がある車を指します。
盗難車は、そのまま転売されるだけでなく、解体されて部品として流通するケースもあります。また、日本車は耐久性や信頼性の高さから海外でも評価が高く、特定の車種は国内外で需要があるため、盗難の標的になりやすい傾向があります。
「自宅に停めているから大丈夫」「純正のセキュリティが付いているから安心」と思っていても、人気車種や高額車両は盗難グループに狙われる可能性があります。大切な車を守るためには、自分の車が盗難リスクの高い条件に当てはまるかを知り、早めに対策を検討することが重要です。
盗まれやすい車の主な特徴
〇海外で需要が高い車種
盗まれやすい車の代表的な特徴として、海外で高い需要があることが挙げられます。
日本車は、耐久性・信頼性・整備のしやすさなどから、海外でも非常に人気があります。特に、中東・アフリカ・東南アジアなどでは、悪路に強いSUVや商用車、長く使える車種が高く評価される傾向があります。
そのため、ランドクルーザーのような大型SUVや、ハイエースのような商用車は、国内だけでなく海外市場でも需要が高く、盗難グループに狙われやすい車種といえます。
盗難された車両は、そのまま海外へ流通するケースだけでなく、部品として解体されて販売されることもあります。海外での人気が高い車ほど、車両本体・部品の両方で価値があるため、盗難リスクが高まりやすくなります。
〇市場価値の高い高級車・新型車
高級車や新型車も、盗難の標的になりやすい車の特徴です。
車両価格が高い車は、盗難グループにとって転売時の利益が大きく、短時間で現金化しやすいターゲットになりやすい傾向があります。特に、レクサス、アルファード、クラウンなどのように、国内外で人気が高く、中古車市場でも高値が付きやすい車種は注意が必要です。
また、新型モデルや人気グレード、限定仕様の車は、流通量が限られている分、需要が高まりやすくなります。購入希望者が多く、流通市場で需要が見込まれる車は、盗難グループにとっても狙う価値が高い車と判断されやすいのです。
「新しい車だからセキュリティも高い」と考えがちですが、近年は電子的な盗難手口も増えているため、高年式車であっても安心とは言い切れません。
〇部品としての需要が高い車
車両本体だけでなく、部品として価値が高い車も盗まれやすい傾向があります。
人気車種や流通台数の多い車は、修理用・交換用の部品需要が多くあります。エンジン、バッテリー、ライト、ホイール、内装部品など、車両を解体して部品ごとに販売できる場合、盗難車が部品取りの対象になることがあります。
特に、ハイブリッド車や人気のミニバン、SUVなどは、国内外で部品需要が高いケースがあります。プリウスのようなハイブリッド車が盗難ランキングで名前に挙がることがあるのも、車両本体としての価値だけでなく、部品としての需要も関係していると考えられます。
車両価格が極端に高くない車であっても、部品の需要がある車は盗難対象になる可能性があります。そのため、「高級車ではないから狙われない」とは限りません。
〇防犯対策が純正機能だけに限られている車
盗まれやすい車の特徴は、車種や価格だけではありません。防犯対策が十分でない車も、盗難グループに狙われやすくなります。
現在の多くの車には、イモビライザーやスマートキーなどの純正セキュリティ機能が搭載されています。しかし、リレーアタック、CANインベーダー、キーエミュレーターなどの手口では、純正機能だけでは防ぎきれないケースもあります。
特に、人気車種・高級車・海外需要の高い車を所有している場合、純正セキュリティだけで安心するのではなく、ハンドルロックやタイヤロックなどの物理的な対策、追加のカーセキュリティ、駐車環境の見直しなど、複数の対策を組み合わせることが重要です。
盗難グループは、短時間で盗める車を狙う傾向があります。そのため、「盗むのに時間がかかる」「目立つ」「リスクが高い」と思わせる対策を行うことが、盗難防止につながります。
まとめ
盗まれやすい車には、海外需要が高い、市場価値が高い、部品需要がある、防犯対策が純正機能だけに限られているといった共通点があります。
特に、ランドクルーザー、アルファード、プリウス、レクサス系車種、ハイエースなどは、各種盗難データでも名前が挙がることが多く、注意が必要な車種といえます。
ただし、盗難リスクは車種だけで決まるものではありません。駐車場所、保管環境、防犯対策の有無によっても大きく変わります。
大切な愛車を守るためには、自分の車が盗難リスクの高い条件に当てはまるかを確認し、車両の特徴や保管環境に合わせた防犯対策を早めに行うことが大切です。
自動車盗難への対策
「確実な施錠」や「イモビライザーの装着」などと言われておりますが、盗難の多い車種には無意味です。
有効な対策=しっかりしたカーセキュリティーの取り付け
社外のカーセキュリティと聞くと「ピーピーピーピー煩く迷惑な物」と言うイメージが未だに強く残っています。
勿論そう言った物もまだまだ多く有り、台風の時には「カーセキュリティの誤報がうるさい」などのSNSの書き込みも多く見られます。
かと言って「カーセキュリティをOFFにして欲しい」の様に解除してしまったら盗難のリスクは非常に高くなってしまいます。
まさに台風の時などは窃盗団の活動は活発になります。何故なら雨や風の音で窃盗時の作業音が消される、雨戸を閉める家も多いでしょうし外出する方も少なく、自動車盗難にはまたとないチャンスになります。
「誤報しないカーセキュリティの装着」が一番重要なポイント
自動車盗難情報局としましては国産の「Grgo」「Panthera」を強くお勧めしております!
何故ならこちら2種のカーセキュリティは取り付けるお店にもよりますが、「誤報無し」を実現できるからです!
台風だろうと地震だろうと、何処でも安心してセット出来るカーセキュリティをお選び下さい。
中途半端な物であれば取り付けない方が良いです。
誤報などで近所迷惑になったり、自分が恥をかいたり、折角取り付けたにも関わらず盗難されたり・・・カーセキュリティーはダメだ!と使わなくなります。
タイヤロックやハンドルロックなどの物理的ロックを使用
盗難を防止出来るとは言い切れませんが抑止効果には十分です。
防犯を意識していると思わせることも大事。
1つでは効果がない物も、複数組み合わせて使うことにより時間稼ぎになります。
自分が動かすにも面倒なくらいにしておけば窃盗団も手を出し辛いです。
しっかりしたカーセキュリティと組み合わせれば更に安心出来るでしょう。
防犯設備が充実した駐車場を利用
キチンと管理され防犯カメラや照明等の防犯設備が充実した駐車場を利用しましょう。
と書いてみましたが、昨今は防犯カメラに映ろうとも堂々と作業をして車を持って行ってしまいます。やはり車側での対策が重要でしょう!
まだまだ伝えきれません!
本気で自動車盗難対策をお考えの方は、自動車盗難情報局までお問い合わせ下さい。
- 自動車盗難の現状
- 自動車盗難手口と対策
