覚醒剤を使用したとして、静岡南署は1日、覚醒剤取締法違反の疑いで川崎市中原区、無職の男（49）を逮捕した。関係者によると、容疑者は静岡市駿河区の県警高速隊静岡分駐隊で保管中に盗まれた乗用車の所有者。同署は車の盗難についても事情を知っているとみて調べている。 　逮捕容疑は8月下旬ごろ、県内や周辺地域で覚醒剤を使用した疑い。関係者によると、容疑者は8月30日午後4時半ごろ、交通関係の事案に関する聴取に応じるため同隊を車で訪れた。この際に尿検査を受けたという。聴取の後、車を置いたまま同隊を離れた。同31日午前2時40分ごろ、隊員が駐車場から車がなくなっていることに気付いた。その後、大阪府警が府内で車に乗った容疑者を発見したという。 　高速隊によると、車を保管する際に盗難防止のタイヤロックを装着。ドアは施錠されていたが、鍵は容疑者が持っていた。同容疑者は無免許とみられ県警は道交法違反の疑いでも調べている。